水のアップデートでは降雨する回数が少しだけ増えました。クリエイティブモードで建築をする際は雨は邪魔なだけです。それならばゲームルールコマンドで天気を晴れに固定しましょう!また、配布ワールドを作成するときには予め設定を変えることで、ズルを防ぐことができます。
火の延焼や爆発の無効化、アイテムドロップの有無などの基本的な設定方法から、使わないようなゲームルールコマンド27種類を解説します。Java版とBE版のどちらか、または両方とも使用できるコマンドを分別していますので、それぞれお好きな方をお試しください。
(入力して実行する場合には大文字 小文字に注意してください。大文字は青字にしてあります。)
(変更後のゲームルールを紹介しています。ルールをデフォルトに戻す場合には書いてあるのがtrueだったらfalseに、falseだったらtrueに変更してください。
Java版とBE版 どっちも対応
Mobによるブロックの破壊をストップさせるか
/gamerule mobGriefing false
BE: /gamerule mobgriefing false
これをfalseに変えるとクリーパーが爆発してブロックが破壊されたり、エンダーマンによりブロックを持ち去られたりすることを防げます。モンスターだけではなく、羊が草ブロックを食べて土ブロックに替えるなどの行動も制限できます。
昼夜のサイクル、月の満ち欠けの計算が行われるか
/gamerule doDaylightCycle false
BE: /gamerule dodaylightcycle false
昼夜のサイクルがなくなるため、時間が常に固定されます。このコマンド実行時の時間が固定されてしまうので、夜に実行すると夜のまま固定されてしまいます。また、月の満ち欠けが行われなくなります。
炎が近隣ブロックに延焼し、自然消火するかどうか
/gamerule doFireTick false
BE: /gamerule mobGriefing false
使用すると、炎が近隣のブロックに燃え移ることが無くなり、自然消火もされません。プレイヤーによる着火は可能です。
Mobがアイテムをドロップするか
/gamerule doEntityDrops false
BE: /gamerule dofiretick false
Mobを倒したときなどにアイテムのドロップをしますが、それを制限します。主に配布ワールドで使えそうですね。
Mobが自然に湧くのかどうか
/gamerule doMobSpawning false
BE: /gamerule domobspawning false
Mobが自然にスポーンすることを止めることができます。シングルプレイの場合、ピースフルモードでも代用できますね。モンスタースポナーには影響しません。
ブロックを壊した時にアイテムがドロップされるか
/gamerule doTileDrops false
BE: /gamerule dotiledrops false
ブロックを破壊した時に、アイテムがドロップされるかを決めることができます。過去のバージョンになってしまいますが、1.12.2で使用しても、砂利ブロックだけはドロップしてしまうバグがあります。
天候が自然に変化するのかどうか
/gamerule doWeatherCycle false
BE: /gamerule doweathercycle false
これを使用すると、天候が固定されます。コマンド実行時の天候が固定されてしまうので、降雨していた場合は雨が降っている状態が固定されます。
死亡時に持ち物、経験値を保持するか
/gamerule keepInventory true
BE: /gamerule keepinventory true
プレイヤーの死亡時に持っていたアイテム、経験値を保存するかを決められます。使用した場合、スポーンした時にアイテムや経験値が付与されます。
コマンドブロック実行時のログを表示させるか
/gamerule commandBlockOutput false
BE: /gamerule commandblockoutput false
コマンドブロックを何個も動かしていると、実行時のログがチャット欄に表示されて邪魔です。また、配布ワールドを作成するときには遊んでくれたプレイヤーに表示させたくない内容でもあります。
こちらを使用すると、ログを非表示にすることができます。
チャット欄にて実行したコマンドのログを表示させるか
/gamerule sendCommandFeedback false
BE: /gamerule sendcommandfeedback false
こちらは上のチャット欄版です。チャット欄でコマンドを実行した際のログを消すことができます。
Java版のみ対応
チャット欄に解除された進捗を表示させるか
/gamerule announceAdvancements false
例えばそのワールドで初めてのバイオームに踏み入れた場合、画面に「進捗 〇〇 が解除されました!」と表示されます。これを消すことが可能です。
エリトラ飛行中の速度計測を無効にさせるか
/gamerule disableElytraMovementCheck true
エリトラ飛行中に裏では速度を計測しています。使用すれば無効にすることができます。本当に僅かですが、軽くなります(エリトラ飛行時に1fps程)。
レシピが解除されていないクラフトを許可するか
/gamerule doLimitedCrafting true
まだレシピが解除されていないアイテムのクラフトを許可または禁止することが可能です。
サーバーのログに管理ログを表示させるか
/gamerule logAdminCommands false
サーバーのログに管理ログを表示させるかを選択できます。あまり私も分かりません…。
チェーンコマンドブロックの最大接続個数の変更
/gamerule maxCommandChainLength 65536
チェーンコマンドブロックの最大接続個数を変更することができます。
とは言っても、初期値が65,536個まで接続できるので、実用性がありません。
窒息ダメージが入らない1ブロックあたりのMob/エンティティの上限数
/gamerule maxEntityCramming false
初期値では1ブロックの範囲にMobやエンティティが24体あると、窒息ダメージを受けてしまいます。その上限数を決めることが可能です。
食料を食べた時にHPを回復させるかどうか
/gamerule naturalRegeneration false
食料を食べた時にHPと満腹度が回復しなくなります。
ブロックティックが1チャンクにどれほど発生するか(作物、葉などの成長速度の変更)
/gamerule randomTickSpeed 3
ブロックティックが1ティックの間、1チャンクにどれほど発生するかを決められます。ブロックティックは対象のチャンクに更新が可能なブロック(作物や葉など)がどれぐらい発生するか、という値です。3が初期値で、通常の200倍の成長スピードにしたい場合は、600にします。
デバック画面の情報の表示方法
/gamerule reducedDebugInfo true
F3を押した時に表示されるデバック画面の情報の表示方法を変更できます。使用すると、座標なども表示されなくなり、さらにはF3+Bを押したときの当たり判定なども設定が可能です。
プレイヤー及び飼いならしたMobの死亡メッセージの有無
/gamerule showDeathMessages false
プレイヤーと飼いならしたMob(オオカミなど)の死亡メッセージを表示させるか決めることができます。
初期リスポーン地点のスポーン範囲の指定
/gamerule spawnRadius 10
初期リスポーン地点の範囲を指定できます。数字を28として実行した場合、そのワールドで最初にスポーンした場所から半径28ブロック以内を初期リスポーン地点として決められます。
「初期リスポーン地点の指定」とは、死んでしまった場合に対象の範囲からランダムで選ばれた場所にスポーンすることです。
スペクテイターモードで新しくチャンクを生成するかどうか
/gamerule spectatorsGenerateChunks false
スペクテイターモードで新しくチャンクを生成しなくなります。もし生成済みのチャンクよりも前に進んでも、岩盤の下と同じように何もない世界が続きます。
BE版のみ対応
溺れた際にダメージを受けるか
/gamerule drowningdamage false
こちらは溺れた際にダメージを受けるかを指定することができます。
落下ダメージを受けるか
/gamerule falldamage false
高所から落下したときに、ダメージを受けるかを指定することができます。高所とは、4ブロック以上のことです。
炎上した際にダメージを受けるか
/gamerule flredamage false
自身が炎上した際に、ダメージを受けるかを指定することができます。溶岩での炎上には使用できません。
他のプレイヤーにダメージ及び死亡をさせることができるか
/gamerule pvp false
他のプレイヤーにダメージを与えられるかを指定可能。使用した場合は叩かれてもダメージを受けなくなります。
というわけでゲームルールコマンドの使い方を解説しました。紹介したコマンドは大文字や小文字が混在していので、入力しにくいと思いますが、滅多に変更するものでもないので、ぜひコピペして使ってください。
もし間違っているコマンドがありましたら、教えていただけると幸いです。
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