レッドストーンで装置を自動化しましょう。今回ご紹介するレッドストーン回路13種をマスターすれば、きっとあなたの装置にも役立つハズです!
今回はいつも使うようなクロック回路から、え?どこに使うの?って思ってしまうようなレッドストーン回路の作り方、使い道、応用など解説したいと思います。
名前にXNOR回路やメモリー回路とかついているので難しそうですが、この記事の通りに作れば使えるようになると思いますのでご安心を。作っていくうちに覚えていくはずです。
レッドストーン用品のクラフト方法
レバー
レッドストーン回路のON・OFFを制御できるレバーです。丸石1つと棒1つでクラフト出来ます。
丸石と棒の位置は、画像の位置でなくてもクラフト出来ます。
レッドストーントーチ
レッドストーン信号を反転させるために使うアイテムです。棒と余りがちなレッドストーンからクラフトできるので、作成の難易度は難しくありません。
レバーと同様、レッドストーンと棒の位置は、画像の位置でなくてもクラフト出来ます。
レッドストーンリピーター
レッドストーンの強度を延長させるために使う物です。
レッドストーンは16ブロック分以上離れると信号を発しない特性を持っているのですが、このレッドストーンリピーターを挟むことで言わば中継所の役割を果たします。
また、レッドストーンリピーターは遅延ができるアイテムでもあります。レッドストーン信号を発するタイミングを遅らせたい場合、レッドストーンリピーターを挟んで右クリックをすれば、その分だけの遅延が得られます。
レッドストーンコンパレータ―
石を3つ、レッドストーントーチにネザー石英(名前が変更される前は『ネザー水晶』)でクラフトできるアイテムです。
レッドストーンコンパレーター(Redstone Comparator)、レッドストーン回路で信号強度の維持、比較、または減算、または特定のブロックの状態(主にインベントリの状態)を測定するために使用されるブロックである。
レッドストーンブロック
レッドストーンが9個で作れるブロックです。今回の記事では登場はしませんが、度々使うことがあるので覚えておきましょう。
クロック回路
完成図
色々な装置で引っ張りだこなのがこのクロック回路です。クロック回路とは、毎回同じタイミングでレッドストーン信号を発する回路の事です。リピーターの遅延を遅らせることにより、レッドストーン信号の発せられる時間を調節することができます。
奥の装置が小スペースで設置できるクロック回路です。オブザーバーの顔を向かい合わせにして作れる簡単なクロック回路ですが、ON・OFF操作ができません。
ON・OFFの切り替えをしたい場合は、場所は取りますが、手前側のオーソドックスなクロック回路を作りましょう。
作り方
レバーとレッドストーンを設置し、レッドストーンコンパレータ―を設置します。レッドストーンコンパレータ―は右クリックして、減算モードにしましょう。
レッドストーンコンパレーターから半周するようにレッドストーンを設置します。
レッドストーンの先にレッドストーンリピーターを設置しましょう。
このレッドストーンリピーターの遅延は1が初期値です。右クリックでレッドストーン信号を発する時間を調節することができます。例えば1クリックは2遅延で、最高は3クリックの4遅延です。
クロック回路はオブザーバーの「顔」と呼ばれる部分を内側にすることでも作成可能です。こちらは縦にも対応しているので、通常よりもコンパクトです。
NOT(ノット)回路
完成図
レバー(入力装置側)をONにするとレッドストーン信号がOFFに、レバーをOFFにするとレッドストーン信号が発せられる回路です。レッドストーン信号を反転させたい場合に使います。
NOT回路は装置を作るときなどにはあまり登場しませんが、本格的な回路を作ろうとすると、使うことになるでしょう。
回路をほとんど作らなかったり、NOT回路は使わないという方でも、仕組みは簡単なので覚えておきましょう。いずれ役立つと思います。
作り方
レバーの前にレッドストーンを設置し、信号を通すブロック(ガラス等以外)をレッドストーンの正面に置きます。
そして、レッドストーンがある反対側にレッドストーントーチをブロックに設置します。レッドストーントーチを地面に置いてしまうと、レッドストーン信号が逆流してしまうので、ブロックに直接付けています。
これでレッドストーンを敷けばいいですね。レッドストーン信号が反転されて発せられるようになります。
OR(オアー)回路
完成図
入力装置を2つ用意しておき、どちらかがONになった時にレッドストーン信号が発せられます。
普通に使うことはあまり多くないですが、家の中と外の2か所から同じ光源をコントロールできる、みたいな時に使います。
回路を作る場合でも、家やダンジョンなどのギミック装置に入れ込むことが多そうです。
作り方
レバーから2ブロック分以上レッドストーンを設置します。
そして中央でレッドストーンを合流させます。簡単ですね。
AND(アンド)回路
完成図
2つのレバーがONにならなければ、レッドストーン信号が発せられない回路です。
ダンジョンを作るときに、2か所に行ってレバーをONにしたら扉が開く、みたいなときに使うのがAND回路です。
ちなみにNOT回路・OR回路・AND回路の3種は、基本論理回路と呼ばれています。
作り方
まず最初にレバーを2つ設置し、レッドストーンを敷きます。
レッドストーンの先にレッドストーン信号を通すブロック3つを設置し、レッドストーントーチとレッドストーンを置きます。
そしてブロックの上に設置したレッドストーンの先から、レッドストーンをつなげたい場所に敷いていきます。これで完成です。
NOR(ノア)回路
完成図
OR回路とNOT回路を組み合わせた回路です。
どちらかのレバーがONになると、レッドストーン信号がOFFになる回路です。
ダンジョンのギミックなどで使用できます。
作り方
レバーを2つ、レッドストーンを6個設置します。
先程設置したレッドストーンの前にガラス以外のブロックと、レッドストーントーチを画像のように設置します。
レッドストーントーチの先に、レッドストーンを設置すれば完成です。
NAND(ナンド)回路
完成図
AND回路とNOT回路を組み合わせた回路です。
2つのレバーがONの場合に限り、レッドストーン信号がOFFになります。
作り方
レバーを2つ設置し、その前にレッドストーン、さらにその前にレッドストーン信号を通すブロックを3つ設置します。
その設置したブロックの上に、レッドストーントーチとレッドストーンを置きます。
AND回路のレッドストーントーチを置いた場所に、直にレッドストーンを置きます。その先にレッドストーンをつなげたい場所へ引っ張ればOKです。
XOR(エックスオアー)回路
完成図
こちらは複雑な形をした回路です。
どちらかのレバーがONになればレッドストーン信号もONの状態で発せられますが、どちらもONになった場合には、レッドストーン信号がOFFの状態で発します。
隠しドアを作るときに、ドアのパスワードを複雑にするときなどに使うんでしょうね。
作り方
レバーを1ブロック分離して設置し、レッドストーンを計4個設置します。
レッドストーンから左右に挟まれるようにレッドストーンコンパレータ―を置きます。減算モードにしておきましょう。
そしてレッドストーンをレッドストーンコンパレータ―の前に設置します。見た目は複雑ですが、作り方は意外と簡単ですね。
XNOR(エックスノア)回路
完成図
XOR回路でのレッドストーン信号を反転させた回路です。
どちらかのレバーがONになればレッドストーン信号がOFFになりますが、どちらのレバーもONのときはレッドストーン信号がONで発せられます。
作り方
XOR回路と同じなので省略しますが、画像の位置にはブロックを設置してください。
そして、ブロックの上にレッドストーンを置き、ブロックの側面にレッドストーントーチを設置します。
レッドストーントーチの先にレッドストーンを置きます。これで完成ですね!
IMPLIES(インプ)回路
完成図
下のレバーがONで上側のレバーがOFFの時にはレッドストーン信号をOFFにして、それ以外の組み合わせはレッドストーン信号がONになる回路です。
正直ほとんど使う場面がないので、回路の形より名前の方を覚えておくといいでしょう。
作り方
画像を見れば作り方はわかると思うので、省略させていただきます。
パルサー回路
完成図
例えば、サトウキビ自動収穫装置を作って、ピストンなどでサトウキビを押し出したいときがあるとします。
その時にはピストンが伸びたらまた戻ってくれないとサイトウキビは育ちません。
そういう場合に有効なのがパルサー回路です。一瞬だけレッドストーン信号を送ってくれるので、ピストンも伸びたら縮んでくれます。
作り方
レバーを設置し、レッドストーンを画像のように設置します。
そしてレッドストーンコンパレータ―を減算モードで設置します。リピーターをレッドストーンコンパレータ―に向けて設置するのですが、この時に遅延を2以上にしてください。つまり必ず1回以上右クリックするということです。
RSラッチ回路
完成図
RSラッチ回路はメモリー回路(オンやオフを記録する)です。
状態を保存しておくものとリセットする2つの回路から成り立っており、リセットする方にレッドストーン信号が伝わると、保存を破棄します。この回路を組み合わせることで、マイクラでも計算機を作成することが可能なのです。
ちなみに、RSラッチの「RS」はレッドストーンという意味ではありません。
シフトレジスタ回路
完成図
1つ前に紹介したRSラッチ回路はオン/オフを2通りしか記録できませんでした。しかし、このシフトレジスタ回路は1つのモデルを増やすことによって、レッドストーン信号が伝わった回数を何通りにでも記録することができます。
この回路は普段あまり馴染みがありませんが、例えば日照センサーを組み合わせて4回朝を迎えたら扉が開くなどのギミックを作ることができます。
上の画像ではボタンを押した回数だけ、レッドストーン信号が右にずれていきます。上の例ではボタンを4回押したらゼロになり、もう一度押すとリセットされまた1から右にずれていきます。
レバーをオンにすると、残りのレッドストーン信号をすべて発し、終了します。
これで回路10種類の解説は終了です。お疲れさまでした。
回路は本来ならもっとたくさんの種類の回路がありますが、マイクラでは常用しないので省かせていただきました。マイクラではクロック回路・NOT回路・OR回路・AND回路で大抵のレッドストーン回路が作れると思います。
以上『レッドストーン回路13種類の作り方を解説!難しい回路をマスターしよう!』でした!
回路はよくわからず、家にある本などで調べていたけどやっぱりわからなかったのですがTAIHARUさんのサイトは分かりやすく解説をしてあったので、理解できました。ありがとうございます。
お役に立ててもらえて嬉しいです!
とても参考になりました!
1点だけ、NAND回路の説明について正しくは「2つのレバーがOFFの場合に限り信号が発せられる」ではないでしょうか。
ありがとうございます。
修正しておきました!
非常に参考になりました。ありがとうございます。
上の方の訂正なのですが、NANDはANDの結果のみが反転するので「2つのレバーがONの場合に限り信号がOFFになる」が正しそうです。
もう一点、XNORの解説なのですが、同様の理由で「レバーのどちらかがOFFか」の箇所は不要かと思われます。
いえいえ、こちらこそありがとうございます。
記事に追記しておきますね!