いろいろなコマンドで使う事が多いターゲットセレクター。
ターゲットセレクターとはコマンドの対象を誰にするのかを決めるもので、「@p, @a, @s, @e, @r」の5種類があります。
コマンドをそのままコピペで使用していたら違いに気づかないと思いますが、実はマルチプレイや配布ワールドを作成するのにとっても便利なセレクターなんです。
そこで今回、コマンド初心者の方向けに5種類の「ターゲットセレクター」について解説します。
これからコマンドを使用する時、きっと役立ちますよ。
ターゲットセレクターとは
ターゲットセレクターとは、コマンドの記述の中にある「@p」などが該当します。
xpコマンドを例に例えると「経験値を 誰に どれ位 与える」の「誰に」になります。これからコマンドを使っていく際、必ずと言っていいほど使う基本的なセレクターです。
ターゲットセレクターの違い
@p
@pはコマンドを実行した場所から最も近いプレイヤーが対象になります。あるプレイヤーがコマンドを実行した場合、実行した本人が対象です。一番よく使われると思います。引数を使い、/give @p[limit=5] diamond_helmet 12とするとコマンドを実行した場所から近い順に5人が対象となります。
@a
@aはワールド内にいる死亡したプレイヤーも含めて、すべてのプレイヤーが対象になります。
引数を追加で記述する事によって、さらに対象を絞ることが可能です。全プレイヤーに同じ動作を命令するので、数十人~数百人規模だと動きが重くなってしまいます。
@s
@sはコマンドを実行したエンティティが対象になります。
つまり、コマンドブロック自体が実行したらエンティティではないので、このセレクターは機能しません。
/キーを押したときに表示されるコマンド欄で実行すれば、使うことができます。マルチプレイで自分にアイテムを付与させる時に使えそうです。
@e
@eは実行した本人を含め、全エンティティを対象にします。
ターゲットセレクターの引数を使い、対象となるエンティティ(ゾンビ限定にする、など)を絞ることも可能です(例:/give @e[type=zombie] diamond_helmet 12←ゾンビにダイヤのヘルメットを12個与えるコマンド)。
@r
今まで紹介した5個の中で一番面白そうなターゲットセレクターです。
@rは死亡者を含めない全プレイヤーの中からランダムに選ばれたプレイヤーが対象になります。@rに引数を付けることで、対象となるプレイヤーの範囲を絞ることも可能です(例:/give @r[r=15] diamond_helmet 12←はコマンドを実行した場所を起点に、半径15ブロック内にいるプレイヤー1人にダイヤのヘルメットを12個与える)。
まとめ
- @p はコマンドを実行した場所から最も近いプレイヤーが対象
- @a は死亡者含めて全プレイヤーが対象
- @s はコマンドを実行したエンティティ(自身)が対象
- @e 全エンティティが対象
- @r は全プレイヤーからランダムに選ばれたプレイヤーが対象
以上、『ターゲットセレクター@p, @a, @s, @e, @rの違いを解説:初心者向け』でした!
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