今年開催されたMINECON Live 2019でJava版バージョン1.16「ネザーアップデート」の仕様が紹介されました。ミツバチなどが追加される1.15は既にスナップショットが公開されており、機能についてはこちらの記事でまとめています。
1.16ではネザーの変更を中心に、ネザー限定のMobやブロックが多数追加されます。ジ・エンドはその他の機能などと一緒に1.9で大きくアップデートされましたが、1.16ネザーアップデートは、よりそのディメンションに特化したアップデートとなりそうです。
参考:Java Edition 1.16 – Minecraft Wiki
各名称については、正式な翻訳がリリースされるまで判明しないため、独自に訳しています。また、名称が一部未決定のものも含まれています。
ブロックとアイテム
テクスチャは適時追加していきます。
青い炎
- 通常の炎と同じように機能する
- オーバーワールドの種類に関係なくソウルサンドの上に着火すると青くなる
- 新たに追加されるネザーの「ソウルサンドの谷」では、通常のネザーとは異なり青い炎がデフォルトとなる
ネザー菌(Nether Fungi)
- 「赤/青いネザーウォートの森」に生成される
- 「青いネザーウォートの森」では草のような見た目の背丈が短いバージョンも生成される
ターゲットブロック
- 矢がこれに当たるとレッドストーン信号を発し、レッドストーンブロックと同じ役割を瞬間的にもつ
- レッドストーン信号はターゲットブロックの中心に近づくにつれて強度が変わる
- 矢が当たると反応するのだから、クロスボウやトライデントも対応しているはず
2種類のキノコ
- 2種類のキノコが新しく追加される
- 「赤/青いネザーウォートの森」に生成される
- 1つはオレンジ色、2つ目は青緑色にオレンジ色の斑点があるキノコ
青いネザーウォート
- ネザーウォートブロックの青色版
- 「青いネザーウォートの森」で生成される
ネザーウォートの茎
- 「赤/青いネザーウォートの森」に生成される
- 赤と青の2バリエーション
- 毒々しい(実際にダメージを与えるかは不明)見た目のブロック
ネザー版草ブロック
- 草ブロックのネザー版
- ネザーラックの上で成長することが可能
- これも赤と青の2バリエーション
ソウルサンドブロックの亜種
- 「ソウルサンドの谷」の通常のソウルサンドと並んで生成される
- このブロックの上には青い炎があり、関係しているのか確認中
グロウストーンブロックの亜種
- グロウストーンブロックに似た発光するブロック
- 新たに追加される予定のキノコの模様と関連していそうだから、現在確認中
ネザーの洞窟を構成するブロック
- マグマが固まってできたようなブロック(推測)
- 洞窟を構成している
Mob(モブ)
ネザーアップデートではワールド生成関連に重点が置かれているため、Mobの数は少なめですが、一つひとつは機能が充実しています。
ピグリン
- ネザーにスポーン
- 堡塁に住んでいる
- 常に敵対的だが、プレイヤーが金の防具を装備することで攻撃しなくなる
- ただし、ピグリンの近くで金を使ってクラフトしたり、金インゴットや金でできたアイテムが入っているチェストを開くと敵対化する
- 金の剣やクロスボウを使って攻撃する
- 矢などをドロップする
- 機能追加によって、プレイヤーとの物々交換に応じるようになる
- ウィザースケルトンとホグリンに無条件で攻撃する
人間のような見た目をしているMobですね。
ホグリン
- ネザーにスポーン
- プレイヤーに敵対している
- 広範囲に渡って攻撃が可能(弓やトライデントなどの遠距離攻撃がおすすめだと思う)
- ネザーでスポーンするため、ネザーで繁殖などのサイクルが行われている
- 倒して食料にすることも可能
- 生の牛肉をドロップするが、仮のアイテムだと公式Wikiは推測
もともとは仮の名前として「ピグリン ビースト」だったのですが、コミュニティによって今の名前に決定されました。
バイオーム生成関連
バイオームという概念がネザーにも誕生したので、そのうちエンドにも追加されるかも。
新たなバイオーム3種
- ネザーにバイオームという概念ができる
- 現時点では3つのバイオーム(バリエーション含めると2つ)が実装される予定
- 「ソウルサンドの谷」:地面に露出している化石や巨大洞窟などが生成される
- 「赤いネザーウォートの森」:プレイヤーが迷いやすいような構造物の配置になっている
- 「青いネザーウォートの森」:ネザー菌が地面の上部を構成しており、木のような構造物も生成される
堡塁
- ピグリンが住んでいる
- 現時点で見た目は確認できず
ネザーの木(ネザーツリー)
- 「ネザーウォートの森」で生成されるキノコに似た形の木
鍾乳洞
- ソウルサンドブロックの亜種も含まれて構成される、地面から天井までつながる洞窟(鍾乳洞)
その他の変更点
その他の変更点を紹介します。
落雷で豚が「ゾンビ化したピグリン」に変身しなくなる
これまでは豚に雷が落ちるとゾンビピックマンに変身していましたが、1.16では名称が変わり「ゾンビ化したピグリン」になるので、もう“豚”という共通点は無くなるわけです。
そのため、変身をしなくなる予定です。
未確認の変更点
あくまで公式Wiki(英語版)で紹介されていたものなので、1.16でこれらの変更が加えられることを期待しないでくださいね。
鍛冶台と矢細工台に機能が追加?
1.14で作業台の機能が分割されたときに「鍛冶台(かじだい)」と「矢細工台(やさいくだい)」が追加されましたが、実装時点で機能がない、つまり実際に使うことはできませんでした。
1.15でもこの話題は出てきませんでしたので、スルーされる可能性が濃厚。実際、開発者も1.15で追加されないことを認めているようです。
1.15でスルーされた場合、1.16では流石に機能が追加されるか気になるところですが、開発者は「約束できない」としています。まあ、約束できない=間に合うかどうか分からない、という意味だと思うのでにわかに期待しておきましょう。
イリュージョナーが襲撃者に追加?
1.12でコマンド限定で呼び出すことが可能なMob「イリュージョナー」が追加されていたのですが、そのMobが1.14の「襲撃者」に加わりスポーンするようになるのではないか、という予測です。
イリュジョナーの顔の見た目は邪悪な村人系のMobと同じなので、可能性がなくはない、といった感じですね。
最初からイリュージョナーが出現している場合、襲撃イベントが発生していたら襲撃者の仲間に加わります。しかし、現時点では襲撃者として自発的にスポーンすることはありません。自発的スポーンが行われるようになると、強敵になることは間違いなしですね。
イリュージョナーとは?
初めて聞いた方もいるかと思います。スポーンコマンド限定で出現させることができ、弓を使って攻撃してくる敵対的Mobですね。
攻撃時にはイリュージョナー本体は透明になり、分身したニセモノのイリュージョナー4体が実際に攻撃を行ってきます。また、周囲が暗くなる盲目攻撃をしてきます。
詳しくは、公式Wikiが参考になります。
というわけでネザーアップデートまとめでした。
ちなみに、Java版のメジャーアップデートの周期は以下のようになっています。筆者の予想ですが、当初の予想から変更して、1.15が今年の11~12月、1.16が来年の9~10月にリリースされると思っています。
過去にリリースされたアップデートの情報はこちらから。
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